ソリオバンディット(MA36S後期)にパイオニアのパワードサブウーファーTS-WH500Aを付けました。

セッティングに苦労しましたが何とか聴けるようになりました。

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TS-WH500Aとは?

TS-WH500AはHVT方式を採用したアンプ内蔵のサブウーファーです。

HVTとは?

HVTとはHorizontal-Vertical Transformingの略で、通常は垂直方向に動く駆動部の動きを水平方向に変換する技術です。HVTによって、通常は振動版の下にある磁気回路を横向きに設置できるので薄型のサブウーファーを作る事ができます。

実際、上部と底面に振動版があるのにも関わらず厚みが60mmしかありませんのでシート下などへの設置が容易に行えます。

電源

TS-WH500Aの最大消費電流は7Aなので、車両のヒューズを通した後の10A以上とれる常時電源に接続するようにと取説に記載があります。バッ直は必要ない程度の電流ですが、今回はエーモンの配線を使用してバッ直配線を行いました。

バッテリーへヒューズを接続します。

 

助手席側の下側にある大きめのグロメットに穴を開けてケーブルを通します。自己融着テープを巻いて防水します。

 

助手席足元の奥からケーブルが出てきます。

この配線にサブウーファーとナビの常時電源を接続しました。アイドリングストップ時に途切れる事もありませんし、特に問題なく使用できています。

音声信号

音声信号の入力はスピーカーラインからの入力とRCAケーブルでの入力ができますが、今回はサイバーナビとの組み合わせなのでRCAケーブルで入力しました。TS-WH500Aは赤と白のステレオ入力になるのですが、サイバーナビはモノラル出力なのでY型のRCAケーブルが必要になります。

RCAケーブルは別売りになるので今回はAmazonのケーブルを使用しました。

リモコン

TS-WH500Aにはワイヤードリモコンが付属しています。ローパスフィルター周波数や音量、位相を変える事ができます。

ナビ(デッキ)側にコントロール機能がある場合、リモコンは不要な物なので取り外して使用する事もできますが、ローパスフィルター周波数が80Hz、位相もNORMALに固定されます。最初はリモコンを接続して使用していましたが、最終的には取り外しました。

設置場所

設置場所は色んな場所を試しましたが、最終的にはラゲッジスペースに設置する事にしました。

運転席シート下

納車前はネットの情報を基に運転席のシート下に設置しようと考えていました。ダンボールで模型を作ってディーラーの試乗車のシート下などに設置できるかを試しにも行きました。

しかし、シートヒーターの配線とリアヒーターダクトが邪魔で良い感じに設置ができそうにもありませんでした。とりあえず、試してみようと思い、仮接続状態で仮置きして音を出してみましたがあまり迫力が無い音しか出ませんでした。

よって、自分的には運転席下はあまりおススメではないです。

助手席シート下

ソリオの助手席シート座面下は取り外し可能なアンダートレイが付いています。

これを外すとかなりスペースがあります。

 

ここに台を作って設置してみる事にしました。

 

こんな感じでMDFで作った台をシートフレームに金具を付けて吊り下げました。

 

こんな感じにサブウーファーを設置しました。

運転席に距離を合わせてセッティングをして聴いてみると、運転席下に設置した時よりは厚みが出ますが、詰まった感じの伸びがない音です。しかし、リアシートに座って聞いてみると、本格的なサブウーファーと遜色ない位厚みがある音が出ている事が分かりました。

「この音を運転席で聴けたなら最高!」と思い、何かいい方法はないか考えました。

前席と後席での音の差は距離(=設置場所)ではないかと思い、サブウーファーを外してラゲッジに設置して音を聞いてみる事にしました。

ラゲッジ

助手席シート下に置いた場合のリアシートでの音の厚みは、物理距離なのではないかと考えてラゲッジに仮置きしてみました。結果、距離が離れたのにも関わらず助手席シート下設置の時から比べて2倍位の音の厚みが出る事が分かりました。とりあえず満足できそうな感じの音です。これならラゲッジに設置した方が良いと思い、取り付け方を考えました。

この時まで気が付いていませんでしたが、ソリオバンディットのラゲッジは2重底になっています。

これが1段目です。

 

1段目のトレーを持ち上げるとこの様にサブーファーを置いてくださいと言わんばかりのスペースがありました。

 

この写真はリアシートの下ですが、奥の光が見えている部分がサブウーファーが乗っている部分になります。2重底の下側にサブウーファーを設置してもリアシートの下側から前に向けて音が抜けてきそうな構造になっていました。

という事で、2重底の下側にサブウーファーを設置する事にしました。

音響セッティング

TS-WH500Aはセッティングが非常に重要な機種です。調整機能が無いナビと組み合わせた場合は音量を上げていくとすぐに音割れ状態になります。音割れになると必然的にサブウーファーの音量を下げる事になり、迫力がないという評判になるのではないでしょうか。

TS-WH500Aの最大限の能力を引き出すには、サブウーファー単独でイコライザーやカットオフを設定できるナビを使用するのがベターだと思います。(サイバーナビやサウンドナビはできます)

調整はカットオフ→タイムアライメント→イコライザーの順に設定します。

カットオフ(クロスオーバー)設定

サブウーファーとフロント(リア)スピーカーから出る音が被っていると、音が悪くなります。そこで、フロントスピーカーとサブウーファーをどこら辺の周波数で分けるかを設定するのがカットオフ(クロスオーバー)の設定になります。

メーカーによって設定画面の呼び名は違うと思いますが、今回はサイバーナビなので呼び名はカットオフで統一したいと思います。

カットオフの中でも、設定値以下を再生するローパスフィルター(LPF)と設定数値以上を再生するハイパスフィルター(HPF)があります。

通常はフロントスピーカーにHPFを掛けて低音をカットして、サブウーファーにLPFを掛けて高音をカットして使用するのですが、サブウーファー用の設定が無いナビの場合は、カットオフの設定ができませんのでサブウーファー側の機能だけでカットオフを設定する必要があります。

TS-WH500Aの仕様で再生周波数帯域を確認すると「20Hz~200Hz」と記載があります。また、ローパスフィルターは「50Hz~125Hz(-12db/oct)」と記載があります。

ローパスフィルターは設定した数値以下の周波数を再生しますので、例えば50Hzに設定した場合は50Hz以下の周波数を再生する事になります。

フロントスピーカーのサイズが大きかったり、取付がしっかりしている場合は低い周波数まで再生できる可能性が高いので、設定値は低くなります。

TS-WH500Aの再生周波数帯域は高音側が200Hzとなっていますが、リモコンを接続した場合でも125Hzでカットされる事になります。リモコンを外した場合は80Hzでカットされますので、ある程度フロントから低音が出ていない場合はリモコンを接続して使用した方が良いでしょう。

今回は、デットニング+メタルバッフルでフロントスピーカーを取り付けたので、フロントから低音が出ているので、試聴後にリモコンは外して使う事にしました。

RTAで測定

イコライザーを調整するセッティングをするために、ピンクノイズを再生してサブウーファーのピーク周波数を探します。

これがイコライザー調整前の状態です。63Hz、50Hzの所にピークがあるのが確認できます。

ちなみに、TS-WH500Aの仕様では再生周波数帯域は「20Hz~200Hz」のはずですが、20Hzとか200Hzの音圧が低い事が確認できると思います。
これはフロントスピーカーにも言えるのですが、再生自体は出来るとしても音圧が出るかは別の話です。カタログスペックは同じでも音が違うのはそういう理由になります。

また、出力音圧レベルは98dbですが特定の周波数をメーカーが決めた測定方法で測定した数字ですので、実際の聴感はカタログスペックでは分からないです。(目安にはなります)

 

これがイコライザー調整後の状態です。

 

イコライザーの設定画面はこちらですが、63Hzは下げ切ってます。あとの周波数は音が割れない程度の調整にしています。

ピークをイコライザーで下げると音の厚みを維持した状態で、音量を上げても音割れをし辛くする事ができますのでそれなりに迫力を感じる事が出来るようになります。

タイムアライメント

ナビにタイムアライメント調整機能がある場合は絶対に設定した方が良いです。タイミングがあえば音に厚みがでます。

調整方法ですが、フロントスピーカーとサブウーファーの距離をメジャーやレーザー測定器などで測定して数値を入力します。

普段よく聞く音楽で低音が入っている部分を再生して、サブウーファーの距離の数値を激しく上下させます。ここで重要なのはサブウーファーの数値に関しては実際の距離は無視する事です。最初に測定して入れた数値はあくまで目安とします。

サブウーファーの数値を激しく上下させていくと、低音の鳴るタイミングや音の聞こえる位置が変化していくのが分かると思います。タイミングが合うと音の厚みが増します。次に音がフロントスピーカーと一体化して聞こえる感じになる数値を探しながらタイミングとの妥協点を探します。

最後の仕上げとして、フロントスピーカーのどちらかをミュートしてサブウーファーと鳴らします。鳴らしている側のフロントスピーカーの数値を若干上下させてみると音が1段厚みを増す数値があると思います。

今度は反対側のフロントスピーカーだけを鳴らして同様に調整します。最後に両方のスピーカーとサブウーファーを鳴らして音の厚みが最大になる様に数値を微調整して完成です。文章で書くのは難しいですね。(笑)

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調整後の感想

設置場所、カットオフ、イコライザー、タイムアライメントを調整するとフロントスピーカーが大きくなったような低音が再生できました。

但し、普段から25cmや30cmの大口径ユニットのサブウーファーを使っていたり、音量が大きめに聞いている人の場合は物足りない感じはあると思います。ユニットの性能にもよりますが、イメージ的に30cmを10点とすると25cmが8点位でTS-WH500Aは4点位だと思います。

普段、サブウーファーを使用していなくて、セッティングがうまく出せればこれで十分な音である事は間違いないです。

設置場所も少なくて済みますし、ソリオバンディットにはピッタリなサブウーファーだと思います。

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