ミシュランのパイロットスポーツ4を買ったので、今まで以上にタイヤの空気圧が気になる様になりました。初めてのXL規格のタイヤなので空気圧をこまめにチェックして快適に乗れるようにしたいです。
タイヤゲージはタイヤとお揃いにしたくて、ミシュランのタイヤゲージ(エアゲージ)MN-4203を買ってみました。タイヤの空気圧と溝の深さを測る事ができます。
他のゲージと比較
今まではエアガンタイプでエアゲージが付いた空気入れとエーモン工業のエアゲージを使用していました。
ミシュランのタイヤゲージを買うまではどちらの値が正しいか分からなかったので、とりあえずエーモンのエアゲージの値を基準としていました。
エーモンとの比較
左がミシュランのタイヤゲージで、右がエーモンのエアゲージ6781です。エーモンでは大体265kPaを示していますがミシュランは270kPaとなりました。
エアチェックガンとの比較
無名のエアチェックガンでも測定してみました。このゲージはkgf/cm2単位ですがおよそ2.7kgf/cm2を示していますのでミシュランのタイヤゲージと大体同じ値が表示されました。
どのゲージもほぼ同じ値を示していますのでどのゲージでも安心して使用できそうです。中でもミシュランのタイヤゲージはデジタルなので抜群に見易いです。
デプスゲージも付いています
写真を見てもらえば分かりますが、ゲージの下から棒が出てタイヤの溝の高さ測定する事ができます。パイロットスポーツ4の溝を測ってみたら7.0mmでした。購入してから1,000km程走行した時点の測定値です。前後共同じ値でした。車検自体は1.6mmあれば通りますがどの様に減っていくのか1か月に1回程度は測定してみたいと思います。
XL規格の空気圧
今回、購入したミシュランのパイロットスポーツ4の225/45R18はXL規格のタイヤです。
XL規格とは?
XL規格はヨーロッパのタイヤ規格で、エクストラロード(XL)規格とスタンダード(STD)規格に分かれています。XL規格のタイヤは内部構造を強化してSTD規格のタイヤより高い空気圧を設定できるのが特徴です。
タイヤの性能はサイズの他にLI(ロードインデックス)値と言う規格があります。これはタイヤに掛ける事ができる荷重を表す値で、標準で設定されているLI値を下回らないタイヤを装着する必要があります。
XL規格のタイヤはSTD規格のタイヤと同じサイズでも空気圧を高める事でLI値を高くできるので、インチアップしようとした時にSTD規格ではLI値が下回る事で装着できなかったタイヤサイズも装着できる可能性があります。
今回は純正と同じサイズなのでLI値を下回る事はないですが、最適な空気圧を確認する必要があります。
レヴォーグのLI値
レヴォーグのLI値の規格はドアを開けた所に貼ってあります。17インチ仕様車は「215/50R17 91V」、18インチ仕様車は「225/45R18 91W」と書いてあります。
レヴォーグの純正タイヤはいずれもSTD規格なので日本のJATMA規格を調べる必要があります。JATMA規格のLI値「91」を調べてみると以下の通りでした。
LI | 空気圧 | |||
220 | 230 | 240 | 250 | |
91 | 585 | 600 | 615 | ― |
235/40R18 91 | 555 | 575 | 595 | 615 |
225/45R17 91 | ||||
205/55R16 91 |
レヴォーグの前輪は250kPaですが、サイズに関係ない「91」の部分には規格が載っていませんでした。また、「225/45R18 91」では規格が載っていないのでこの表で確認できる最大負荷能力の615kgを下回らなければOKとします。
今回、購入したパイロットスポーツ4の225/45R18のLI値は95Yなので、XL規格の空気圧と負荷能力を調べてみると以下の通りになります。
LI | 空気圧 | ||||||
230 | 240 | 250 | 260 | 270 | 280 | 290 | |
95 | 575 | 595 | 615 | 630 | 650 | 670 | 690 |
250kPaで615kg、260kPaで630kgになるので今回は260kPaに調整する事にしました。
参照先:DUNLOP 、 BRIDGESTONE
この様に数字で確認できるので安心です。250kPaを下回らない様に空気圧を調整して好みの乗り心地を探してみたいと思います。
今回購入したのはこちら
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