カーナビで音楽を再生する方法は沢山ありますが、色々試した結果iPodに落ち着いています。

ipod

理由は、USBメモリーやSDカード使用時に再生できるファイルの種類、フォルダー数とファイル数の制限です。

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カーナビではどんなファイルが再生できるの?

サウンドナビ(MZ80PREMI)では以下のファイルが再生できます。

MP3

MP3 とは「MPEG-1AudioLayer3」の略称で、人間の耳で聞こえない範囲の音や大きい音に埋もれて聞き取れない音を処理することにより、高音質で小さなデータ容量のファイルを作ることができる規格です。

ここで紹介しているファイル形式の中では1番再生しやすい規格だと思います。逆に再生できない機種を探す方が大変な位ではないでしょうか。アルバム名、アーティスト名、タイトル、アートワークを保存する事ができます。

WMA

Windows Media Audio の略称です。Windows Media Playerで作る事ができます。MP3よりも高い圧縮率でファイルを作る事ができる規格です。こちらもアルバム名、アーティスト名、タイトル、アートワークを保存する事ができます。

Windows Media Playerは設定を変更しないと変換した機種でしか再生できない形式で保存されるのが厄介です。保護形式で保存されたファイルは他機種では再生するには再変換するしかありませんので注意が必要です。

AAC

AAC とはAdvanced Audio Coding の略称で、映像の圧縮規格「MPEG-2」や「MPEG-4」で使われている音声圧縮方式です。MP3 よりも約1.4 倍圧縮効率が高く、音質はほぼ同じです。iPodやiPhoneに音楽を入れるソフトのiTunesやiTunes Storeなどで購入する音楽ファイルはAACとなります。(iTunesでは他の形式にも変換できます)

AACもアルバム名、アーティスト名、タイトル、アートワークを保存する事ができます。

WAV

WAV とは「RIFF wave form Audio Format」の略称で主にWindows で使用されています。通常は非圧縮の音楽ファイルで、Microsoft 社とIBM 社で開発された音声データフォーマットです。WAV形式にはWindows Media PlayerやiTunesでも変換できますが、Windows Media Playerだとファイルネームが全角で保存されますので英数字が入っている曲名などは無駄に幅広いファイルネームになるのでおすすめはiTunesになります。

WAVはアルバム名、アーティスト名、タイトル、アートワークを保存する事ができません。

iPodではどんなファイルが再生できるの?

iPodでは上に紹介した中ではWMA以外のファイルが再生できますがそれに加えて以下のファイルも再生できます。

Apple Lossless

アップルの可逆圧縮方式の形式で、WAVと比較して50~70%程度の圧縮率となります。WAVと同等の音質と言われていますがネット上では意見は様々です。こちらはMP3やAACと同等の情報が保存できますので音質と情報を両立できる形式ではないでしょうか。

AIFF

AIFFは簡単に言うとWAVのアップル版です。非圧縮の音声ファイルになります。

 

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で、どの形式で聴けば良いの?

Apple Losslessがカーナビで直接再生できればベストですがそううまくは行きません。音質を優先すればWAVファイルとなりますがWAVファイル以外は圧縮ファイルなので、圧縮率(ビットレート)によっては高音や低音が濁って聞こえたり、割れたような音質になるので、なるべくならWAVファイルで聞きたい所です。

しかし、WAVファイルは非圧縮なのでCD1枚分で最大で700MB程度の容量になってしまいます。サウンドナビで使用できるUSBメモリーやSDカードは説明書によると32GBまでとなっていますのでCD換算で45枚程度(700曲程度)となってしまいます。

USB (2)

しかし、実際は64GBのUSBメモリーも認識していましたので1500曲程度は持ち歩けていました。

 

USB

WAVファイルは非圧縮なので音は良いのですが、容量が大きい事とアートワークの保存ができないので再生画面が寂しい物になります。また、アルバム名やアーティスト名、曲名などの保存ができません。

まずは、アーティスト名のフォルダーを作って、その中にアルバム名のフォルダーを作り、曲名をファイル名にして分類保存しないと目的の曲にたどり着くのが困難になります。

MP3、WMA、AACならファイルネームとは別にアルバム名、アーティスト名、タイトル、アートワークを保存できますのでフォルダ数を節約しようと思えばできますがWAVと比較すると音の鮮度はどうしても劣ってしまいます。

音質を重視するか、情報を重視するかで選ぶしかないですね。

フォルダ数とファイル数が問題です

音質と情報以外にも問題があります。自分が使っているサウンドナビ(NR-MZ80PREMI)のUSBメモリーやSDカードで認識できるフォルダー数は300が上限です。最大ファイル数は3,000です。USBメモリーの場合はプレイリストが使えないのでフォルダーで分類するしかありませんので、割とすぐに上限に達してしまいます。

3,000曲も同時に聴く事は無いとは思いますが、すべての音楽ファイルを持ち歩くには自分にとっては少ない曲数です。最新のサウンドナビ(MZ100)でも500フォルダー、5,000ファイルの制限があるのがとても残念です。

と言う事で、iPod ClassicにApple Losslessで保存して使用する事にしました。

iPod (2)

iPodを接続するとこの様にメニューが表示されますが少し問題があります。iPodと少し動作が違うんです。通常、iPodは「ミュージック」を押すとプレイリストやアーティスト、アルバムなどが表示されますがこちらの画面を見るとすでに表示されているのが分かります。ここから曲を探して再生を始めてからもう一度メニューに戻るとiPodの場合は最後に選択したメニュー(例えば、プレイリストやアーティストなど)に戻りますがサウンドナビの場合はこの画面まで戻るので最初から探す事になってしまいます。それさえ除けばとりあえずはUSBメモリーやSDカードに保存した圧縮音源よりは良い音に感じます。

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もちろんアートワークやアーティスト名、アルバム名やタイトルなども表示されるので音質と情報を両立できていると思います。

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