ソリオバンディット(MA36S後期)は2020年4月に納車されたのですが、案内が来たので新車6ヶ月点検をしてきました。

点検自体は何も問題ありませんでしたので、6ヶ月乗ってみた感想を書いてみたいと思います。

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燃費について

ソリオバンディットにはマイルドハイブリッド(MV)とストロングハイブリッド(SV)があります。ガソリンエンジンは同じですが、モーターとミッションが異なります。

カタログの燃費ですが、SVが32.0km/L、MVのFF車が27.8km/L、MVの4WD車が23.8km/Lとなっています。(JC08モード)

SVには4WDがありませんので4WDが欲しい場合は必然的にMVとなります。

我が家のバンディットは4WDなのでMVと言うグレードになります。

4WD車の燃費はどうなのかを、実際の燃費データから見てみたいと思います。

納車時からリセットしていない平均燃費の数値です。3,180kmの時点で15.4km/Lと表示されています。使用用途は片道5kmの通勤が80%、買い物・レジャーが20%程度なので殆ど短距離でのデータになります。

燃費を良くするにはかなり悪条件ですが、個人的には結構良い数字だと思います。

満タン法で測定してみると1.5km/L程度低い値ですので、実際の平均燃費は14km/L程度になりそうです。内訳ですが、通勤で13km/L程度、走行距離30km以上で20km/L程度の印象です。

 

アイドリングストップ時間は14時間57分31秒でした。計算してみると1日6分程度ストップしている様です。

1回あたりの時間は大した事ありませんが、積算すると思ったよりアイドリングストップしていますね。

 

6ヶ月で節約できたガソリンは約6.7Lです。レギュラーガソリンの価格を130円/Lとして計算すると、節約できた金額は871円です。年間として計算すると1,742円です。

例えば、3年でバッテリーを交換する事になったとすると、アイドリングストップ車用バッテリーは通常バッテリーより高価なので我が家の使い方ではあまり節約にならないかもしれませんね。

 

この画面では航続可能距離が表示されています。平均燃費とガソリンの残量で計算しているようです。

ソリオバンディット4WDの燃料タンクは30Lなので平均燃費が15km/Lとすると450km走行可能と表示されそうです。

 

ここに表示されているのは平均速度です。やはり、近距離通勤なので平均速度は低めです。

 

長距離ではどうなのか?

一般道のみの長距離になりますが楽に20km/Lを超えてきます。

例えば、平坦路で片道30km以上の距離を走るだけで簡単に22~24km/L位の燃費になります。

あと、気付いた事は適度なアップダウンと加減速があった方が燃費計の数字が伸びるという事です。平坦路ではリチウムイオン電池の充電の機会が少ないので走行中にどんどん減ってきます。

リチウムイオン電池の残量が少なくなると、走行中のモーターアシストの機会が減るので燃費が伸びなくなります。

また、下りでエンブレ状態(燃料カット状態)にならないと燃費計の数字が伸びません。

高速道路にはまだ乗っていませんが、今までの状況を考慮すると多分20km/L程度ではないかと思います。

いずれにしても我が家では長距離を走る時は大人3人乗車が多いので、1人乗車とかなら25km/Lは走るかもしれません。

以前乗っていたラクティスは同様の使い方で通勤で9km/L、長距離で15km/L程度でしたから、燃費的にはかなり良くなったと感じます。

 

パワー感について

エンジンの印象

ラクティスからの乗り換えなので、91PSではパワー不足になるかもしれないと思っていましたが問題ありませんでした。

ラクティスはエンジン出力105PS/14.1kg・mで車重1,200kgです。ソリオバンディットはエンジン出力91PS/12.0kg・m+モーター出力3.1PS/5.1kg・mで車重は990kgです。

パワーウェイトレシオで比較するとラクティスが約11.43kg/PSに対してソリオバンディットは約10.88kg/PSなのでソリオバンディットの方が軽い事が分かります。

実際、峠道などを走ってみてもエンジンを回すと十分にパワーを感じる事が出来ます。バイクも作っているメーカーのエンジンは高回転まで回しても軽々と回る印象です。

もっとも、同じトランスミッションで比較した訳ではありませんので(ラクティス:4AT バンディット:CVT)CVTがうまくパワーを引き出しているからかもしれません。

また、軽のターボなどと比べるとバンディットは回した時に伸びがあるのでパワーを感じます。

 

CVT+モーターアシストの印象

賛否両論のCVTですが確かに違和感はあります。ソリオバンディットMVは発電機と一体型のモーターでアシストするタイプでモーターのみで走行ができません。

モーターの役割はエンジンのアシストなので電池の残量や負荷の掛かり具合、アクセルを踏んでいる時間など色んな情報を処理している様に感じます。

よって、毎回同じようにモーターアシストが掛かるとは限らないので、トルクフルに感じる事もあれば、もたつくように感じる時もあります。

アクセルを深く踏み込むとアシストなしの状態になって、高回転まで素直に吹き上がります。その時の状態がとても気持ち良いので、アシストなしのモデルなら素直な印象なのではないかと思います。

自分はCVT否定派ではないので、少しくらい癖があってもそういう物だと思って操作方法を変えて乗れば良いと思っていますが、購入を考えている人は少し長めに試乗させてもらった方が良いと思います。

 

スズキセーフティーサポート

ソリオバンディットにはスズキセーフティーサポートが装備されます。

デュアルカメラブレーキサポート(DCBS)による自動ブレーキや、リアバンパーに装備されたセンサーで後退時のブレーキサポートなどが装備されています。

フロントカメラを使用したアダプティブクルーズコントロールなども装備されますので、安全装備に関しては結構充実していると思います。

特に良いと思うのが、後退時ブレーキサポートです。センサーが障害物を感知すると警告だけでなくブレーキが作動するので非常に便利です。

アダプティブクルーズコントロールに関しては、全車速対応ではないので渋滞時には使えません。しかし、数か月乗ってみて郊外の流れの良い所でなら十分使える事が分かりました。

但し、こまめにセットしたり解除する事になるので短距離では使おうとは思いません。高速道路なら十分に使えそうです。

 

取り回し性 居住性 静粛性 乗り心地

取り回し性

ソリオバンディットは全幅が1625mmと5ナンバー枠(1700mm以下)いっぱいの寸法ではありません。よって、狭い道で取り回しがとても楽です。

運転席からの見晴らしが良く、ボディの見切りが良いので乗ってすぐに慣れました。

また、全方位モニターを使えば左右の確認や駐車もラクラクです。これは可能であれば付けた方良い装備No1です。

居住性

全幅が狭いので居住性を心配していましたが、4人乗車までならラクティスと比較しても全く問題ありませんでした。

さすがに5人乗車はきついと思いますがそれはラクティスも同様です。5人乗車を考えているなら実際に試乗をお勧めします。

静粛性

実は一番感心したのは、静粛性が素晴らしい事です。とにかく静かに感じます。

エンジンもロードノイズの侵入も良く抑えられている印象です。

もっとも、ロードノイズに関してはタイヤの影響が大きいかもしれません。

タイヤはヨコハマのブルーアースが付いてきましたが、あと数ヶ月でスタッドレスに履き替えますので、その時にこのタイヤの真価が分かると思います。

乗り心地

基本的に乗り心地は良いです。平坦路では静かでフワフワ感も少ないのです。

しかし、路面が凸凹している所ではリアシート側が跳ねます。また、そういう場所ではリア側の突き上げもあります。フロントは全く問題ないので少し残念ですが、我が家的には我慢できない程ではないです。

但し、主にリアシートを使うのであれば試乗をお勧めします。

 

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まとめ

ソリオバンディットを買ってとても満足しています。欲を言えばアダプティブクルーズコントロールが全車速対応で無い事だけが残念です。

本文には書きませんでしたがヘッドライト、フォグランプも明るくてとても運転しやすいです。

とてもお勧めの車です。

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