サイバーナビはスマートループを使ってこそ真価を発揮します。スマートループを使用するにはカロッツェリアの通信モジュールを使うか、スマホのテザリングなどでWiFi接続を行う必要があります。
なるべくスマホのテザリングを使いたくなかったので他に方法はないかと思っていたのですが、過去に使っていたモバイルWiFiルーター(L-09C)を持っている事を思い出しました。このWiFiルーターを使ってスマートループを使えるようにできないか調べてみました。
電源をどうするかが問題だ
L-09Cを車内で使用するには電源が問題となります。L-09Cはバッテリーで使用すると通信状態で4~6時間程度しか使えない機種です。しかも充電中は電源は入りますがデータ通信ができないのです。
L-09CにはWiFi接続されている端末がなくなった場合はWiFi電波を停止できるタイマーが付いているので、待機状態になれば数十時間バッテリーが持ちますが待機状態からWiFiを接続するにはボタンを押す必要があり再接続が面倒です。
できればバッテリーを外して車のACC電源に連動して電源がON、OFFするのが理想ですが「そんな事ができるのか?」と思い、調べてみました。
バッテリーを外した状態で電源が入るのかが鍵
L-09CはUSBで充電するのでシガーソケットに挿したUSB充電器で電源を供給している時にL-09Cの電源が入る様になればエンジンのON、OFFで電源が連動するのではないかと思い、充電ケーブルを繋いでバッテリーを外して電源を入れてみましたが入りませんでした。
何とかならないのかと思い、ネットを調べてみるとバッテリーを外した状態で電源を入れる裏技がある事が分かりました。今回調べて初めて知りましたが「OTGハブ」と言うアダプターを使うとバッテリーを外しても電源が入る様です。
OTGハブとは?
これがOTGハブです。充電器とUSB機器を同時に接続できるアイテムになります。
Windowsタブレットやアンドロイドタブレットなどは充電とデータ通信兼用のmicroUSB端子がありますが、USB端子が1つしかない場合は充電しながらUSB機器を使えないという事になります。
例えば、USBメモリーやキーボード、マウスなどを使いながら充電するという使い方ができないのです。
但し、OTGハブは全ての機器で認識できる訳ではなく、充電の制御方法に相性があるようです。
今回入手したOTGハブは1、2、3と切り替えスイッチが付いているタイプでした。
OTGハブのメーカーのページによると以下の記述があります。
メーカーHP→http://hwmt1.dnki.co.jp/
充電できるかはmicroUSB端子の4番ピンの配線がポイントの様ですが統一規格が無い状態の様です。
バッテリーなしで電源が入った!
L-09CはOTGハブのスイッチを2番(4番PINとGNDを68kΩで短絡)で接続するとバッテリーを外しても電源が入りました。これでシガーソケットに接続したUSB充電器でエンジンと連動できるはずです。
予想通りシガーソケットのUSB充電器でも電源が入りました。これでエンジンと連動してスマートループを使う事が出来ます。また、車内でスマホやタブレット、レーダー探知機などをWiFi接続できるので携帯キャリアのデータ通信量が節約出来そうです。
格安SIMで使っています
今回はIIJmioの格安SIMを使ってみる事にしました。
通勤時間は往復で約60分程度で、レーダー探知機のデータ更新にも使用していますが1~3MB/日の使用量で済んでいます。1か月使用してみて最大5MB使用した日があった位です。
スマートループはルート設定時で10分間隔、ルート未設定時は20分間隔でデータ受信を行っています。通勤時は片道(20~30分)だと多くても2回程度の受信だと思います。往復で4回受信したとして1MB程度です。
ルート設定している場合は10分間隔で受信するので、1時間当たり5~6回のデータ受信を行います。1時間でおよそ1~2MB使用するとして片道4時間程度のドライブだと往復でも8~16MB程度の使用量と予想します。
今後は使用量を見ながら500MBまで基本料金が0円のso-netの0SIMで行けるかを検証してみたいと思います。
L-09Cは古い機種ですがまだまだ使えます。今なら安く買えますね。
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