レヴォーグにDIATONE SOUND NAVI NR-MZ80PREMIを装着しています。サウンドナビは音に特化したナビで今までのナビとは一線を画した音を聞くことができます。
サウンドナビにはノーマルモデルとPREMIモデルがあります。ノーマルモデルはディーラーオプションでも装着できますがPREMIモデルは専用店か通販で入手する事になります。専門店で購入するには本体価格の他にインストール、調整費用も掛かりますので30万円以上はすると思います。(自分は通販で購入したので予想価格です)
ノーマルとPREMIの違い
ノーマルとPREMIの主な違いはグラフィックイコライザー、タイムアライメント、クロスオーバーネットワークになります。
グラフィックイコライザー
グラフィックイコライザーは車両やスピーカー毎に違う周波数特性を調整する役割です。ノーマルが10バンド、PREMIが31バンドになります。バンドが多くなればなるほど調整が難しくなります。
タイムアライメント
車でオーディオを聞く場合、スピーカーの距離はバラバラなので同じタイミングで音を出すと近いスピーカーからは早く、遠いスピーカーからは遅く音が聞こえます。これを調整するのがタイムアライメントです。ノーマルはフロント2ウェイ+リア+サブウーファーまでの対応ですがPREMIはフロント3ウェイまで対応できます。
また、PREMIはフロントマルチ接続にも対応しています。
クロスオーバーネットワーク
クロスオーバーネットワークはスピーカーの特性に合わせて周波数をカットする役割です。ノーマルはフロントマルチに対応していませんが、PREMIはマルチアンプに対応しているのでより細かい調整が可能となっています。
各機能の詳細はメーカーのページに書いてあります。これらの機能を最大限に生かすには専門店での調整が不可欠となっていますが自分は通販で購入したので自分で調整を行っています。
マルチアンプで接続しています
レヴォーグにはフロントドア、ダッシュボード、リヤドアにスピーカーが装着されてます。ダッシュボードのスピーカーは低音をカットして中音、高音専用となっています。フロントドアのスピーカーと配線が繋がっているので両方合わせて低音から高音までを再生する様になっています。
この様に再生する周波数帯域でスピーカーユニットを分割するスピーカーをマルチウェイスピーカーと言います。2つのスピーカーなら2ウェイ、3つのスピーカーなら3ウェイと言った具合です。一般的にカーオーディオ用のスピーカーは2ウェイが多いので2ウェイで説明します。
2ウェイスピーカーは高音を担当する「ツィーター」と中音~低音を再生する「ミッドレンジ」もしくは「ウーファー」で構成されます。
通常はアンプから1chあたり1本のスピーカー出力なのでツィーターとミッドに分割する必要があります。この分割する役割を行うのがクロスオーバーネットワークです。
通常はコイルとコンデンサーなどで高音と低音を分割するパッシブクロスオーバーネットワークを使用しますが、PREMIモデルはナビの中でデジタル分割する機能が付いていますので内臓の4chを使って2ch分でツィーター、残りのチャンネルでミッドを鳴らす事ができます。この接続方法をマルチアンプ接続と言います。
マルチアンプ接続をしてしまうとリヤスピーカーを鳴らす事が出来なくなってしまいますが、クロスオーバーとタイムアライメントの詳細な調整を行うためにはマルチアンプ接続は欠かせません。
現在の仕様
今回はPioneer TS-V172Aと言うスピーカーをマルチアンプで接続して外部アンプを使用しています。ダッシュボード上に設置したツィーターとドア部分にインストールしたミッドをバラバラに4ch出力で鳴らしています。
また、ラゲッジにサブウーファーを設置しています。動画を撮りましたのでとりあえず聞いてみて下さい。
上の動画はイコライザーがフラット状態です。調整はスピーカーのエージングが終わってから行おうと思っています。
PC内臓スピーカーでなくヘッドフォンやステレオなどで聞いてみて下さい。