レヴォーグに乗り始めて2年が過ぎました。最近寒くなってきたせいか、毎日乗っているのにも関わらずバッテリーが上がってしまったのでバッテリー交換を検討しています。以前までの車と同じ場所や状況で使っていて、僅か2年でバッテリーが上がるなんて初めての経験なので驚いています。
レヴォーグのバッテリー型式(規格)
レヴォーグのバッテリー型式は1.6Lと2.0Lで違います。
- 1.6L車・・・Q-85(12V-52Ah)
- 2.0L車・・・55D23L(12V-48Ah)
Q-85と55D23Lは外寸は同じですが中身が違います。55D23Lが標準仕様でQ-85がアイドリングストップ対応の高性能バッテリーになります。アイドリングストップ車に標準仕様のバッテリーを搭載すると短寿命になる恐れがあるので注意が必要です。
Q-85は「Q」の部分がバッテリーの外寸になります。右側の数字は性能ランクを表していますので85以上の物を選べばOKです。
55D23Lは「D23」がバッテリーの外寸になります。「L」は左側にマイナス端子があるという意味です。「D23」の左側の数字は性能ランクを表していますので55以上の物を選べばOKです。
実際の容量は「Ah」と言う部分を確認します。「Ah」の数値が大きい程容量が大きいバッテリーと言う事です。JIS規格では5時間率容量という規格ですが、海外ブランドでは20時間率容量で表示している場合がありますので注意が必要です。
また、公表されていない場合もありますが「CCA」と言う数字が重要です。「CCA」はコールドクランキングアンペアの略で低温始動性の目安になる数字です。この数値が大きいバッテリーは寒い時でも勢いよくセルを回してくれます。
バッテリーは液式とドライバッテリーがある
バッテリーは大まかに分けるとバッテリー液が入っている液式タイプと、グラスマットなどにバッテリー液を染み込ませておき、液の補充が要らないドライバッテリー(AGMバッテリー)があります。現在は液式タイプのバッテリーが主流となっています。
液式タイプのバッテリーには、開放型と密閉式があります。密閉式はバッテリー液の補充が要らないメンテナンスフリー(MF)タイプで、開放型は液の補充が必要となります。最近はバッテリー製造技術の進化により、補充が必要な開放型タイプでも2~3年は補充が必要ないようですのでメンテナンスフリーであるかどうかはあまり気にしなくても良いでしょう。実際、自分の使っている開放型の純正バッテリーは2年3か月使用してUPPER LEVELから減っていません。
レヴォーグに使えるおすすめのバッテリー
みんカラや価格comなどではパナソニックやBOSCHなどが人気の様です。また、ドライバッテリーのオプティマなども人気があるようです。そこで、レヴォーグに使えるバッテリーをピックアップしてみたいと思います。
1.6L車用(Q-85)アイドリングストップ対応 液式(2.0LもOK)
1.6L車はアイドリングストップが付いているので「Q-85」が適合です。また、Q-85は2.0Lに使用しても大丈夫です。2.0Lで使用した場合は長寿命の高性能バッテリーとなります。(但し、D23Lより価格は高いです)
Panasonic CAOS N-Q100/A3
みんカラでも価格comでも1番人気のPanasonic CAOS アイドリングストップ車用です。
CAOSはモデルチェンジしてQ-85からQ-100になりましたがレヴォーグに問題無く使えます。容量は12V-56Ahなので純正プラスアルファです。オーディオの音が良くなるそうです。開放型でバッテリー液の補充が必要なタイプになります。
BOSCH Hightec Premium HTP-Q-85
BOSCHのバッテリーは3種類ありますがアイドリングストップに対応しているのは「Hightec Premium」シリーズになります。
Panasonic CAOSよりリーズナブルです。容量は12V-60Ahとなっており純正より大容量となっています。密閉型のメンテナンスフリータイプとなっています。
GS YUASA ECO.R LONG LIFE EL-90D23L/Q-85
世界のGS YUASAのQ-85モデルです。
国内シェアトップの老舗ブランドの安心感が魅力です。価格はCAOSより若干高いようです。容量は12V-54AhなのでCAOSより少し容量が少ないです。開放型でバッテリー液の補充が必要なタイプになります。
2.0L車用 液式(1.6L車不可)
2.0L車はアイドリングストップがないので標準タイプのD23Lのバッテリーが使用できます。「Q」と比べてリーズナブルな価格になります。
Panasonic CAOS N-100D23L/C7
みんカラでも価格comでも1番人気のPanasonic CAOSの標準車(充電制御車)用です。
以前のタイプではメンテフリーでしたが、モデルチェンジして液補充が必要になりました。但し、減液抑制タイプとなっていますのであまり補水は必要ないでしょう。容量は12V-58Ahと「Q」タイプより大容量となっています。純正と比較して10Ahのアップとなりますので容量的に余裕を持てるでしょう。
BOSCH Hightec SilverII HTSS-95D23L
BOSCHの充電制御車用のバッテリーです。
標準車用のBOSCHはPanasonic CAOSより少し高めな価格です。また、「Q」モデルとの価格差も大きくないので「Q」モデルの「Hightec Premium HTP-Q-85」を買った方が良いかもしれません。容量は12V-60Ahとなっており「Hightec Premium HTP-Q-85」と同じ容量になっています。密閉型のメンテナンスフリータイプとなっています。
ドライバッテリー 1.6L&2.0L共通
オプティマ レッドトップ RTS-3.7L Reverse(RT925S-L)
オプティマ レッドトップは標準車(2.0L)にもアイドリングストップ車(1.6L)にも使用できます。
オプティマ レッドトップはメンテナンスフリーのドライバッテリーになります。バッテリー液が無いのでガスが発生せず室内設置や横倒し設置が可能です。このモデルのレッドトップは100D23L相当になります。
レッドトップはスターターに最適なバッテリーになります。また、レッドトップは完全放電から完全充電を50回繰り返す事ができるそうなので、短距離走行が多く充電不十分な使い方をするユーザーには最適ですね。
オプティマ イエロートップ YTS-3.7L(YT925S-L)
オプティマ イエロートップも標準車(2.0L)にもアイドリングストップ車(1.6L)にも使用できます。
オプティマイエロートップもメンテナンスフリーのドライバッテリーになります。バッテリー液が無いのでガスが発生しないので室内設置や横倒し設置が可能です。このモデルのイエロートップは105D23L相当になります。
イエロートップはディープサイクルバッテリーと言って完全放電から完全充電を300回繰り返す事ができます。自己放電がレッドトップより少ないので長期間車に乗らないとか、良くバッテリーが上がるような使い方のユーザーに最適です。また、オーディオに凝っている人にもお勧めです。
性能ランクの数値だけが全てではない
オプティマは海外ブランドなので単純に国産バッテリーの性能表示と比較できませんが以下のページで実際にCAOSと比較測定した数値を見る事ができます。
>>オプティマバッテリー (OPTIMA) パナソニック カオス/caos の性能比較
レヴォーグに使えるD23サイズの比較も載っていますがレッドトップはCAOSの倍位の数値が出ています。CAOSは「Q」でもなく最新モデルでもありませんが「100D23L」と表記がありますので参考にはなると思います。
ちなみに比較されているレッドトップも性能ランクは「100D23L」なので、同じ規格でも実際の性能は違うのが確認できると思います。これは、同じ馬力の車でもメーカーが違えば力強さが違うのと同じ事です。
まとめ
1.6L車
1.6L車はアイドリングストップに対応したバッテリーが必要です。
価格順に並べてみると
- BOSCH Hightec Premium HTP-Q-85
- CAOS N-Q100/A3
- オプティマ RTS-3.7L Reverse
- ECO.R LONG LIFE EL-90D23L/Q-85
- オプティマ YTS-3.7L
の順になります。下に向って値段が上がります。
メンテナンスフリーが欲しいならBOSCHかオプティマで決まりです。国産が欲しいならCAOSかGS YUASAが良いでしょう。改めて見てみるとCAOSはバランスが良く見えますね。
2.0L車
2.0L車は1.6L車のバッテリーも使えるので選び放題です。
こちらも価格順に並べてみます。
- CAOS N-100D23L/C7
- BOSCH Hightec SilverII HTSS-95D23L
- BOSCH Hightec Premium HTP-Q-85
- CAOS N-Q100/A3
- オプティマ RTS-3.7L Reverse
- ECO.R LONG LIFE EL-90D23L/Q-85
- オプティマ YTS-3.7L
の順になります。下に向って値段が上がります。
よってメンテナンスフリーが欲しいならBOSCH、オプティマの他にCAOS C6もOKです。
自分のレヴォーグは2.0Lなので選択肢が多く、選びやすいです。メンテナンスフリーが希望なのでその中から選ぶと思います。
関連記事 >> レヴォーグにオプティマバッテリーを付けてみた
関連記事 >> カーメイト メモリーキーパー SA-202 を買ってみた
2020.09.13 追記 最新情報に更新しました。