今乗っているレヴォーグ2.0GT-S(VMG-A)を買い替える事にしましたが、フォレスターSK9が代車として来たので現在所有のレヴォーグと比較してみたいと思います。

スペックの比較や走行フィーリングなどの感想を書いてみたいと思います。

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フォレスター SK9 とは?

フォレスター SK9 は2018年7月発売の現行モデルです。今回のフォレスターには2.5Lと2.0Lのハイブリッドがありますが、2.5LはSK9、2.0LハイブリッドはSKEという型式になっています。

代車の銘板を見てみると「SK9A5AL」と書かれていますからA型の「Touring」というグレードになります。

OPコードは「QEC」となっていますから「アイサイトセイフティプラス(運転支援)」、「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」が装備されている車両になります。

 

エクステリア

比較の為にレヴォーグと大きさを比べてみます。

レヴォーグ(全長×全幅×全高) 4690×1780×1500

フォレスター(全長×全幅×全高) 4625×1815×1730

フォレスターはレヴォーグより全長は65mm短くて、35mm幅広で、230mm高いです。

実際、家の駐車場に置いてみると数値以上に大きく見えます。

特に高さ方向が大きいです。

最低地上高が高いので、家族からはフロアが高すぎて乗り降りし辛いと言われました。

低床の車に慣れている人たちには少しきつい高さかもしれませんので、購入予定の方で家族を乗せる可能性がある場合は、試乗の際に乗せてみる事をオススメします。

 

インテリア

室内寸法をレヴォーグと比べてみます。

レヴォーグ(室内長×室内幅×室内高) 2005×1490×1205

フォレスター(室内長×室内幅×室内高) 2110×1545×1270

レヴォーグより105mm長くて、55mm広くて、65mm長いです。

実際、カップホルダーはレヴォーグの縦置き2つから横置き2つになっていますし、全体的に広い感じです。

 

特にリアシートの居住性はかなり違います。足元がとても広くて足が組める程です。

但し、リアシートのリクライニング機構が無いのでそこだけが残念に感じました。

 

エンジン性能

現在所有のレヴォーグは2.0L直噴ターボです。2.5L直噴NAのフォレスターとスペックを比べてみます。

レヴォーグ2.0 FA20DIT
最高出力(kW(PS)/rpm) 221(300)/5600
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) 400(40.8)/2000-4800

フォレスター2.5 FB25直噴
最高出力(kW(PS)/rpm) 136(184)/5800
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) 239(24.4)/4400

というスペックです。

300馬力と184馬力ですから数字だけ見ると相当パワーが足りないように思えますが、実際はフォレスターの2.5Lのエンジンでも十分なパワーがありました。

特に50~60km/hで走っている状態から再加速をしようとするような場面ではFA20DITよりスーっとスピードが乗る印象です。やはり排気量が効いてるなと感じました。

今回のFB25は直噴化されましたが、直噴になる前のFB25と比べるとパワーがあって低回転からトルクがある印象です。

見た目が大柄なフォレスターですが、車両重量がレヴォーグよりも20kg程度軽いので走行フィーリングが良いのだと思います。

 

走行フィーリング

見た目が大きくて背が高いフォレスターですが、過去のどのフォレスターよりもロールが少ないです。背の高さをまったく感じさせないです。最低地上高の高さとRV用タイヤを履いているのにも関わらずにです。

車高が低いレヴォーグから乗り換えても不安な感じがないレベルで、とても好印象です。

サスも突き上げや硬さを感じさせないセッティングでこちらも好印象でした。

同じSGPのインプレッサに試乗した時よりかなり好印象です。

SGPのレヴォーグが出れば走りの質感は相当期待できそうと感じました。

 

アイサイト

自分のレヴォーグはA型なのでアイサイトVer3の初期型でツーリングアシストが付いていないタイプなのでそれとの比較になります。

今回のアイサイトとの大きな違いは「ツーリングアシスト」「運転支援」「視界拡張」が装備される事です。

ツーリングアシスト

スバルのHPによると「0~120km/hの範囲でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシスト」と書いてあります。

レヴォーグA型のアイサイトは65km/h以上でしかステアリング操作をアシストしなかったので殆ど使う事はありませんでした。

ツーリングアシストの場合は0km/hから使えるという事で渋滞時に使用してみました。

ハンドルから手を離すとキャンセルになるので自動運転までとはいきませんが、積極的にステアリングを動かしてくれるのである程度手抜き運転ができそうな感じでした。

もう少し使い込んでみないと何とも言えませんが付いているなら使ってもいいかなと思いました。

 

運転支援

運転支援としてスバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)とアダプティブドライビングビームが装備されていました。

スバルリヤビークルディテクションはドアミラーに映らない範囲の人や車などを感知して警報してくれます。

毎日の通勤で使ってみたのですがかなり役立つ機能だと感じました。

アダプティブドライビングビームはオートハイビームと同様の機能ですが夜間走行が市街地のみなので試すことができていません。

 

視界拡張

視界拡張としてスマートリヤビューミラーとフロントビューモニター、サイドビューモニターが装備されています。

スマートリヤビューミラーはルームミラーにモニターを内蔵していて、通常のミラーとモニターを切り替えて使うミラーになります。ノーマルミラーと比べるとガラスの面積が小さい様に感じましたが乗っている内に慣れてきました。

自分はB型レヴォーグが発表された際にサイドビューモニターに相当憧れました。

どうしてもサイドビューモニターが欲しくてドアミラーにカメラを埋め込んだ位です。

そんなあこがれの純正サイドビューモニター装着車に通勤で乗る事が出来るのがうれしかったですが、自分はサイドカメラの映像をレーダー探知機に常時映していましたから、MFDの表示を切り替えないと画像が見られないのが不便に感じてしまいました。

 

SJの時代からそうでしたが、フォレスターのアイサイトって自車のブレーキランプの点灯状態がディスプレイに表示されるのが最高に便利だと思います。

 

燃費

燃費は片道10km程度の通勤で10~11km/L程度でした。

特にエコランした訳でも激しくアクセル操作をした訳でもない普通な運転での燃費です。

同じ通勤路でのでレヴォーグの燃費は9~10km/Lなので2.5Lとしては良いと見るか、思ったより悪いと見るかで評価は変わると思います。

使用燃料はレギュラーなのでその分を考慮するとレヴォーグ2.0Lと比べると若干燃費が良いと言えます。

 

価格

今回の代車のグレードは「Touring」です。

車両本体価格は税別で260万円ですが、キーレス&プッシュスタートが装備されず10万円のメーカーOPになります。

今回の代車のメーカーOPコードはQECなので21万円UPの281万円(税別)になります。

実は上級グレードの「Premium」に同等装備のメーカーOPを付けた場合は286万円(税別)なので5万円しか変わらなくなります。

18インチタイヤ&ホイールとアルミペダルや光輝ウインドーモールに価値を感じるなら「Touring」にメーカーOPを足すよりも「Premium」に視界拡張を装備した方が良いかもしれません。

自分のレヴォーグは330万円(税別)だったのでこれだけの安全装備が装着されているのにこの価格ならフォレスターはお買い得と言えるでしょう。

 

まとめ

SF5(2000年)、SG5(2004年)とフォレスターを乗り継ぎ、SJ5を代車で乗った経験からの感想ではSJフォレスターからの正常進化版という印象です。

SF5やSG5は当時のインプレッサとプラットフォームを共用していた関係でオフロード感は少ない車でしたがSH5以降は車高も上がり、エクストレイルの様なSUVになったと思います。

SJまではターボエンジンがあったので、車高は高いけどパワーは十分な印象でしたが今回からターボエンジンがなくなったのが残念に感じます。

しかし、通勤で使っている限りはパワーは十分な印象であった事もお伝えしておきます。

最近は道路を走っていても昔よりスピードを出す車が減った様に感じますので、NA化は時代のニーズの様に感じました。

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