自分が使っているメルテックのバッテリー充電器(MP-220)にはパルス充電機能が付いています。商品名が「全自動パルス充電器」ですから当然ですね。
取説によると、劣化しているバッテリーを修復したり寿命を延ばす機能という事ですので、効果を確かめてみる事にしました。
バッテリーが劣化してエンジンが掛かりませんでした
1週間に1回しか乗らなくなった車のバッテリーが、今年の寒波で3回ほど上がってしまいました。
上がる度にジャンプスターターでエンジンを掛けていましたが、パルス充電すれば復活するかもしれないと思い、試してみる事にしました。
まずは、パルス充電前の測定値を確認してみたいと思います。
CCA値(パルス充電前と2020年9月との比較)
まずはCCAからですが、435Aの基準に対して281Aとなっています。バーグラフの上に「FAIL」(不合格)と表示されているのが確認できます。
ちなみに2020年9月に測定した値がこちらになります。バーグラフの上は「LOW」なのでまだ使えそうですね。
このバッテリーは2019年7月に購入した再生バッテリーですが、2020年4月から週に1回しか乗らなくなっていたので使用頻度は現在と同じ様な感じです。
内部抵抗値(パルス充電前と2020年9月との比較)
次に内部抵抗ですが、10.21mΩでSOH(健康状態)は41%と表示されています。
こちらも2020年9月の測定値です。比べてみると内部抵抗値が少ない事が確認できますね。
充電状況(パルス充電前と2020年9月との比較)
次に充電状況です。12V以上ありますがセルが少し回っただけですぐに止ってエンジンスタートができないです。
こちらも2020年9月の測定値ですが、この時は問題なくエンジンが掛かっていました。
やはり気温が低い時のエンジンスタートは電圧が高くても劣化したバッテリーでは厳しい事が分かりました。
パルス充電後
こちらがパルス充電後の数値です。281Aから335Aまで復活して「FAIL」から「LOW」に戻りました。2020年9月は339Aなので大差ない位まで復活していますね。
内部抵抗は10.21mΩ、41%から8.57mΩ、59%まで戻りました。2020年9月の値は8.46mΩ、60%だったのでほぼ同じ値ですね。
電圧は13.34Vで100%充電と表示されました。とりあえず、夏の状態までは戻った様ですね。
但し、パルス充電を何時間続けてもこの値以上になる事はありませんでしたので、このバッテリーはここが復活の限界という事になりそうです。
2019年7月に購入した時にはバッテリーチェッカーを持っていませんでしたので、最初と比べてどうなのかが分からないのが残念です。
まとめ
バッテリーを車に戻してエンジンが掛かる事を確かめてみましたが、問題なくエンジンは掛かりました。(確認時の外気温は-5度でした)
その後2週間ほどバッテリーは上がっていませんが、まだまだ寒い時期は続きますので、このバッテリー冬を乗り切れるか不安は残ります。
この車は最大でも2年以内に乗り換える予定なので、新品のバッテリーを買うのは躊躇してしまいます。
この車のバッテリーサイズはB24LなのでB19Lと比べると高いのも悩ましい所です。