HDMI出力をRCA出力に変換するアダプターを買ってみました。
RCA(赤、白、黄色のケーブル)入力はあるけどHDMI入力が無い機器で、HDMIの映像を映す事が出来る様になります。自分が使っているサウンドナビ(NR-MZ80Premi)はHDMI入力端子がありますが480pまでしか受け付けないので、接続する機器が480p出力に対応していない場合は映らない事もありました。これがあれば1080pまでの出力に対応できるそうです。
解像度がポイントです。
RCAで映像を映していた時と違い、最近のデジタル映像信号はケーブルは同じでも出力と入力信号が対応していないと映らない場合があります。以下の様な解像度が良く使われているようです。
- 480p→SD画質 720×480
- 720p→HD画質 1280×720
- 1080p→フルHD 1920×1080
480pだとDVD程度の解像度となりますので、最近のスマホやタブレットなどのHD画質以上の映像信号を入力しようとしても入力側が対応していないと映らないという事になります。
自分が使っているサウンドナビのHDMI端子はオプションのブルーレイプレーヤー用の端子なので、480pまでしか対応していないのでタブレットPCなどを強引に接続するとデスクトップがアップになってしまいまともに操作できない状態になっていました。ブルーレイ用端子なら1080pまで対応して欲しかったです。
実は2種類買いました
最初は1,000円程度の「HDMI2AV」と言う物を買ったのですが見事に地雷でした。
パッケージにはフルHD(1080p)と思いっきり書いていたし、購入ページにも1080p対応と書いてありました。何の疑いもなく、繋いでみると480pまでしか対応していませんでした。更にHDCPにも対応しておらずスマホを繋いでも映りませんでした。ネットを調べてみると外観は同じでも基盤が数種類あるらしく480pしか対応していない物も出回っている事が分かりました。1,000円は勉強代としてあきらめる事にします。
これは大丈夫そう
少し高くても確実に映る物と言う事でこちらのアダプターを買ってみました。
「PORTEC HDMI 変換 RCA コンポジット アナログ 小型変換コンバーター 変換アダプタ 変換器」と言う製品です。作っているのは海外ですが日本の業者が動作保証をしている製品です。
箱を開けると見た目は全く同じです。
RCA部分も同じ
HDMI端子部もUSB給電、映像切り替えスイッチも同じです。ここまでそっくりなのを見ると「本当に大丈夫か?」と疑ってしまいます。
結果はOK
家のTVで試したら1080p入力に対応しているのが確認できたので早速カーナビに繋いでみました。
HDMI端子に繋いだ場合(480p)
ナビのHDMI端子にダイレクトにスマホを繋いでYouTubeを映した映像です。ナビに映し出された映像は画面の上下に黒帯が入り縦が圧縮されたような感じになっています。
アダプターの場合
こちらがアダプター経由でRCA出力した映像です。ナビの画面いっぱいに映し出されている事が分かります。縦横比も同じ様に感じます。
タブレットPCの場合
Windows10のタブレットPCを繋いでみましたが1080p(1920×1080)でバッチリ映りました。
まとめ
今回の変換アダプターを買ってみて1080pまでのHDMI映像出力をRCA信号に変換できる事が分かりました。これでHDMI入力端子がなくてもRCA入力が付いているナビならHDMIの映像を見る事ができます。
しかし、HDMIをダイレクトに接続した場合と違い文字などがかなり潰れ気味なのでPCの操作等には向かないと思います。ブルーレイとDVD位は違う印象です。7インチ程度のナビで動画などを見る程度なら問題ありませんが最近の大画面ナビなら内蔵のデジタルテレビの画像と比べてかなり画質は落ちると思います。
但し、画質にこだわらないなら動画は十分に見れますから3~4,000円程度の動画プレーヤーや、「ezCast」などのワイヤレスHDMIドングルを買って繋いでみようと思います。
この記事で紹介した商品は終売したようです。
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USBで電源を供給するのがポイントみたいです。
(接続機器によっては電源供給が不要な場合もあるようです)