ソリオバンディット(MA36S)に予約ロックキットを付けてみました。
スライドドアが閉まるのを待たずにロックできるようになってイライラから解放されました。
スライドドアが閉まり切るまでドアロックできない?
我が家ではソリオバンディットが初めてのスライドドアの車なのですが、電動スライドドアって閉まり切るまで待たないとドアロックができないんですね。全く知りませんでした。晴れた日はまだしも雨が降っている時はこの数秒がイライラします。
キーレスリモコンを取り出して離れた場所からロックすれば良いのでしょうが、せっかくドアハンドルにロックボタンが付いているのでわざわざ鍵を取り出したくないです。
設定で変更できると思っていたのですが、取説には設定方法が載っていませんでしたので、調べてみるとこれが電動スライドドアの標準的な設定であることが分かりました。
調べていると、最近のミニバンにはスライドドアを閉じながらロック操作ができる予約ロックという機能が付いている事が分かりました。
新型ソリオには予約ロック機能が標準装備されている事からもリクエストの多い装備だった事が想像できます。できるなら最初から装備して欲しいところですね。
予約ロックキットが売っていた
予約ロック機能が後付けできないか調べてみると、コムエンタープライズから予約ロックキットが販売されている事が分かりました。
レヴォーグにもコムエンタープライズの製品を2つ付けていて満足している事から、迷わず購入する事にしました。
スライドドア1枚で1個必要なので両側に付けるなら2個必要になります。
という事で2個購入しました。
取付はDIYでできました
商品を購入するとメーカーのサイトで取説がダウンロードできます。説明書はパスワードで保護されているのでここでは詳しく書きませんが、ソリオバンディットの場合スライドドアの内張を外す必要があります。
取り付けのポイントは取説に書かれているので割愛しますが、取説に書かれていない重要なポイントだけを説明します。
スライドドアの車の内張を外すのは慎重に作業する必要があります。
スライドドアの内張は室内に乗り込んで外す必要がありますが、ラゲッジ側のクリップはドアをスライドさせた状態で後ろ側から外す必要があります。クリップを外す際はボディ側に向けて力を入れる必要があるのでボディに傷を付けないように養生をします。ここを手抜きするとボディに絶対にキズが付くと思います。
スライドドアを何度も開け閉めしたり、途中で止めるのでスライドドアのスイッチをOFFにして手動操作できるようにします。
あとは車内に乗り込み内張を外していくのですが、スズキの車は内張の上部がドアパネルの部品にがっちり嵌っているので、外したり取り付けたりするのに毎回苦戦しています。
コツとしては「思い切りが肝心」という事をお伝えしておきます。外すのは大変ですが取り付けの方がもっと大変に感じます。
付属部品だけでは部品が足りない
MA36Sに取り付けるにはワンタッチコネクターと延長用配線、コルゲートチューブを追加で購入する必要があります。スズキの車は徹底的に軽量化されている印象で、車両ハーネスはかなり細いです。
一般的な太さの配線のワンタッチコネクターでは導通できないかもしれない位細いので、細線用のワンタッチコネクターが必要でした。
使うのは1ドアあたり3個なので両方で6個必要です。
また、スライドドアの車の配線は前後にスライドさせる関係でループ状になっていて配線の長さに余裕が必要です。
標準のハーネスではループさせる余裕がないので、そのまま配線するとかなり引っ張られる感じになってしまいました。車両ハーネスに添わせる感じに配線しないとドアの開け閉めに支障が出そうです。という事で、延長用の配線も必要でした。
3種類の配線を接続する必要があるので3色以上準備した方が良いでしょう。
配線自体は半田付けで接続して熱収縮チューブで絶縁しました。
車両側からスライドドアへの配線はコルゲートチューブで配線されていますが、車両側のチューブに配線を通す事が出来ないので外側に被せるコルゲートチューブが必要でした。
このコルゲートチューブの外側に配線を添わせてコルゲートチューブを被せる感じです。
1つ1.5mなので2つあった方が良いかもしれません。
配線をまとめる熱収縮チューブもあった方が良いです。
ループさせる際に配線がバラけない様にまとめた方が良いです。
熱収縮チューブで包んだのが今回追加した配線ですが、こんな感じに車両の配線に添わせます。
この状態でスライドドアを前後させて配線が絡まないか確認してから動作確認を行います。
本体はリアシート下に隠しました
本体は結構な大きさなので隠し場所に悩みましたが、リアシートの下にスペースがあるのでそちらに隠しました。
リアシートのスライドやシートバックを前へ倒すのも問題ありませんでした。
使ってみた感想
降りてすぐにロックできるのですごく便利です。今までの待ち時間は何だったのかと言う感じです。
説明書には「エンジン始動中は、当製品を取り付けたスライドドアを閉める際に閉まりきるのを待たずにルームランプが消灯するようになります。」と記載がありましたがソリオでは付ける前と変わらなかったです。
ヒンジドア車から乗り換えて、車を降りてすぐにロックできない事にはかなり驚きましたが、これで違和感が無くなりました。
最後に、DIYで取り付けるにはある程度の経験と知識と道具があった方が良いかもしれないレベルと感じました。
逆に、ここに紹介した状況で取付のイメージが湧くならDIY取付は大丈夫だと思います。
おススメです!
hiroさん
ご無沙汰しています おはようございます
スズキ車のハーネスが細いと言うのは知りませんでした 私もスライドドアの車に乗ったことがないので目から鱗でした 痒い所に手が届く商品があるのですね
緒方さん
こんにちは。
スズキ車は本当に他社とは違う感じです。よく考えられている印象です。
車両のハーネスが細いのを見た時にはグラム単位での軽量化とコストダウンの結果なのかなと思いましたね。
最近の車をバラしてみると昔の車に比べてパーツが少ない印象です。
パーツとパーツを組み合わせていた部分が一体化されていたりしますし、ネジも最小限しか使っていませんし色んな部分が進化しているのだと感じます。
そうそう、マイクロファイバータオル使いました。
別記事にしますのでお楽しみに~
スズキの車は安く軽くを大切にしているのですね
配線は車の中でもかなりの量ですからその線を細くするっていいアイデアですね
線を細くすれば材料を使う量も減って安くなるまさにwin-winの考えです
部品のモジュール化も締結コストを下げられるので理に適った対策案なのですね
スズキ車はバイクも車も乗った事はないですがそういう目で見ると面白いですね
緒方さん
バイク屋が作る車は違いますね。エンジンも良いんですよ。
回してもストレスがない感じが気持ち良いです。
TOYOTA用のYAMAHAエンジンとか、HONDAとかエンジンが良いですよね。
最近のスズキは安かろう良かろうでとても良いと思います。