車に乗っているとどうしても傷が付いてしまいます。程度にもよりますが、軽い傷ならコンパウンドで取る事ができます。

コンパウンドと言っても色んな種類がありますので、選ぶのに迷うと思います。今回は自分が使ってみて扱いやすいと思うコンパウンドを紹介します。

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コンパウンドの選び方

コンパウンドの用途は粒子の大きさで「キズ消し用」、「仕上げ用」、「鏡面仕上げ用」などに分かれます。

この写真はキズ消し用から鏡面仕上げ用までをセットにした商品ですが、3000~9800の数字はコンパウンドの粒度を表しています。粒度の見方は紙やすりと同様です。

粗い紙やすりは60と80とか数字が少なくて、細かい紙やすりは1000とか2000とか数字が大きくなりますよね。それと同じです。

 

しかし、製品によってはこの写真の様に数字で書かれていない物もあります。その場合、メーカーHPや説明書などに書かれている場合がありますのでそちらを参考にします。

 

液体とペーストの違い

コンパウンドには液体の物とペースト状の物があります。ペースト状の物は横向き、上向きの用途に向いていますが、広がりづらいのでどちらかと言うと手磨きに向いているでしょう。液体は広がりやすくムラになりづらいのでポリッシャー作業に向いているでしょう。

どのタイプも手磨きでもポリッシャーでも使えるので、まずはトライアルセットを購入して使用感を確認した方がいいでしょう。

 

おすすめのコンパウンド

ここから、自分が使ってみた中でおすすめのコンパウンドを紹介したいと思います。安価な物から高価な物までありますが、やはり性能は値段次第という印象です。

SOFT99 超ミクロンコンパウンド

まずはこのコンパウンドから試してみてはいかかでしょうか。使用感は次に紹介する99工房の液体コンパウンドの7500程度に感じます。

この製品は粒度を選ぶのではなく、ボディカラーで購入する種類が違います。粒度が分からなくても選べるようにしているのだと思いますが、その位入門用の製品だと思います。淡色車のドアハンドル周辺のキズは消せるか微妙な程度の感じです。(軽い物なら消せます)

99工房 液体コンパウンドトライアルセット

超ミクロンコンパウンドで落ちないキズは数種類の粒度を変えて試す必要があります。そこでおすすめはこちらのセットになります。

キズ消し(3ミクロン)、仕上げ(1ミクロン)、超鏡面用(1ミクロン以下)がセットになった商品です。こちらはトライアルセットなので少量ですが、通常製品は大容量になっています。

しかし、通常製品には7500のラインナップがないので7500を試したい場合はこちらのトライアルセットを購入するしかないです。

イメージ的にはキズ消し用でドアハンドル周辺のキズが消せそうですが、濃色車なら曇るかもしれません。曇った場合は7500→9800と段階的に磨くのですが、逆ステップで磨くことをおすすめします。最初に9800を使用して次に7500、最後に3000と使用します。

3000でも取れないキズは次に紹介するコンパウンド細目を使用するしかないですが、かなり粗いので磨き方には注意が必要です。

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99工房 コンパウンド細目・極細

こちらはペースト状の製品になります。

細目はかなり粗いですので今まで紹介してきたコンパウンドで歯が立たない場合に使用します。粒度は細目は10~15ミクロン、極細は1ミクロンとなります。

細目はかなり粗いので、実際の使用感もザラザラしています。慎重に作業しないと艶が全くなくなるほどの研磨力です。バンパーの下側など目立たない場所で試したりしてから使った方が無難です。あと、別の使い方としてステンレスマフラーの磨きにも使えますので1つ位持っていても良いのではないでしょうか。

極細の方はハンドクリームのようななめらかな磨き心地です。使用感も液体コンパウンド7500と同等に感じます。ペーストの方が塗りやすい場所用ですね。

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3M ハード・1 5981

プロご用達の3Mのコンパウンドです。ペースト状のコンパウンドですがノンシリコン・ノンワックスタイプの製品でポリッシャー使用が推奨されています。

ノンシリコン・ノンワックス製品は磨きながら乾拭きなしで表面状態が確認できます。自分はポリッシャーを持っていませんので手磨きで使用していますが、キズが取れる割に他の部分が曇りづらい印象です。使用感は、99工房のコンパウンド極細よりは粗い印象ですが、商品名の割にハードに感じません。淡色車の軽いキズならこのコンパウンドだけでOKなレベルです。パールホワイトのレヴォーグには、このコンパウンドの出番が多いです。

ハイブリットナノガラス エクストラカット

コーティングコンディショナーで紹介したハイブリットナノガラスの液体コンパウンドです。キズ取り用のエクストラカットと鏡面仕上げ用のミラーフィニッシュが用意されています。

濃色車に乗ってみて分かったのですが、手磨きで使うと99工房の液体コンパウンド9800でも曇ったような感じになります。エクストラカットはそれの半分程度の曇りに感じます。ポリッシャーを使えばかなりキレイになるのではないでしょうか。淡色車ならこれで仕上げまで使えるでしょう。こちらも3Mと同様にノンシリコン・ノンワックスの製品なので磨きながら状況が確認できます。

3Mのハード1より磨きキズが付き辛いのに研磨力があるので、値段を考えなければ濃色車のキズ取りにはこれをメインに使いたいです。

ハイブリットナノガラス ミラーフィニッシュ

こちらはエクストラカットで磨いた後に使用する鏡面仕上げ用のコンパウンドのミラーフィニッシュです。

素晴らしい鏡面に仕上がりますので濃色車にはまず、このコンパウンドから試した方が良いです。ここでキズが取れたら最高です。これで取れなければエクストラカットを使ってみて、それでもダメならハード1を使うという感じに使っています。

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まとめ

どのコンパウンドを使うかはキズの度合いによりますが、キズ以外の場所に新たにキズ(曇り)を付けないようにする粒度を選ぶ必要があります。まずは細かい粒子のコンパウンドから買って試してみた方がよいでしょう。

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