レヴォーグを12か月点検に預けています。SJフォレスターが代車に来たので乗ってみた感想や、レヴォーグと比較をしてみたいと思います。

SJ5C

間もなくD型が発売されるSJフォレスターですが、今回の代車はC型で2.0NAのFB20エンジン搭載のS-Limitedです。

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フォレスターの仕様は?

今回、代車で借りたフォレスターの仕様を確認してみましょう。

SJ5C (2)

アプライドモデル:SJ5C5HC オプションコード:NCCと記載されています。

よって、S-LimitedのメーカーOPなし仕様と言う事になります。S-LimitedはターボのXTと同じ外観を持つNAの最高グレードです。(マフラーはシングルになります)

レヴォーグの前はSGフォレスターに乗っていたのでSJフォレスターはとても気になる車です。スポーティーな車が好きな自分はSGフォレスターの車高を下げて乗っていましたがSJフォレスターを初めて見た時に「大きいな~」と思った記憶があります。大きくなったSJフォレスターに実際に乗るのは今回が初めてなのでとても楽しみです。

 

乗ってみた感想

エクステリア

フォレスターはレヴォーグと比較して長さが95mm短く、高さが245mm高く、幅が15mm広いです。実際に並べてみるとかなり背が高く幅広い印象です。着座位置も高いので信号待ちなどでは並んで停車したミニバンと同じくらいの高さに感じます。

SJ_VM

※画像クリックで拡大します。

室内(フロントシート)

室内はレヴォーグよりも長さが90mm長く、幅が45mm広く、高さが255mm高いです。ホイールベースは10mm短いのですが室内高が高いので、かなり広い印象を受けます。レヴォーグとインプレッサスポーツはほぼ同じ広さに感じますがフォレスターは比較にならない程の広さが印象的です。

SJ5C (3)VM4

左がSJフォレスターで右がレヴォーグです。インパネ自体の形状はエアコン調整ダイアルから上の形状は同じですが、シフトレバー前の小物置きを見れば高さがかさ上げされているのが分かると思います。パワーウインドースイッチもドアの高さが高くなっているので斜め上向きに付いているのが分かると思います。

乗りなれたレヴォーグの運転席からフォレスターの運転席に乗り込んで一番最初に感じたのは「頭上の解放感がある」「シフトレバーが遠い」でした。また座面がレヴォーグより高くなっているので食卓の椅子に座っているように楽な姿勢で座れました。自分的には、ゆったり走るのならフォレスター方が疲れが少なそうな印象です。

室内(リヤシート)

リヤシートも見てみましょう

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左がSJフォレスターで右がレヴォーグです。自分が運転席に座りドラポジを取った状態のリヤシートの足元スペースです。フォレスターのリヤシートの方が膝周りの余裕があります。ホイールベースが10mm短いですが室内高が高いので座面が斜め上方向にシフトされているのだと思います。

リヤシートに人を乗せる機会が多い場合は確実にフォレスターが勝ちです。レヴォーグもこの位広ければ何も文句はありませんが全高が低いので無理ですね。
 

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静粛性・乗り心地

今回のSJフォレスターはS-Limitedなので18インチタイヤ&アルミホイールが装着されていました。

SJ5C (5)

BSのDUELER H/L 400 225/55R18というタイヤを履いていました。オールシーズンタイヤなのでどんなものかと思っていましたが良い意味で期待を裏切られました。今まで乗った事のある車の中でもかなり上位の静かさでした。本当に静かです。タイヤの厚みがある割には腰砕け感もなく非常に好印象です。

また、ショックアブソーバーは不快な突き上げもなく非常に快適です。但し、車高の低いレヴォーグと比べると若干ロールがありますがこれは仕方ない事です。ロールがあると言ってもタウンスピードでは全く不安感のないロールなので自分的には非常に良い足回りだと感じました。

エンジン

今回のSJフォレスターはNA仕様なのでFB20エンジンが搭載されています。最大出力 109(148)kW(PS)/ 6200 rpm 最大トルク 196(20.0)N・m(kgf・m) / 4200 rpmの性能ですがスペックから想像するよりかなり軽快に走ります。一般道で使う分にはこれ以上のパワーは要らないレベルです。さすがに踏み込むとターボには敵いませんがNAからの乗り換えなら全く過不足の無いパワーです。以前、BM9レガシィを代車で借りましたがそれに搭載されていた2.5LのEJ25よりも出足の力がある感じがします。

さすがにEJエンジンから20年ぶりにチェンジされた新世代エンジンだと感じました。これならレヴォーグにも2.0Lか2.5LのNA仕様があっても良いかもしれないと感じました。

また、エンジンの静粛性も大変優れていました。回転が上がってもうなる感じではないですし、60km/h程度の速度なら1,100rpm程度の回転数なので凄く静かです。エンジン自体もさる事ながら久しぶりにノーマルマフラーの車に乗りました。ノーマルマフラーはやはり凄く静かですね。

車重

SJフォレスターのS-Limitedの車重は1480kgしかありません。ターボのXTは1590kgなので110kgも軽量です。ちなみにレヴォーグ2.0GT-Sは1560kg、1.6GT-Sは1550kgなのでNA車は軽いと言う事が分かります。

この軽さがNAでも十分な出足を実現しているのだと思います。

燃費

アイドルストップも装備され、NAエンジンなので高燃費を期待していましたが意外にも自分のレヴォーグ2.0GT-Sと大差ありませんでした。

SJ5C (6)SJ5C (7)

通勤時の燃費です。19分で7kmの距離を走行して10.1km/Lです。19分で2分35秒のアイドリングストップです。大体こんな感じの燃費でした。自分のレヴォーグ2.0GT-Sは同じ通勤路で大体8~10km/L程度なのでSJフォレスターのNAは思ったよりも燃費が伸びない印象です。

SJ5C (1)

今度は33kmを43分で走行した時の燃費です。14.8km/Lと表示されています。同じ場所をレヴォーグ2.0GT-Sで走ると大体14~15km/Lなのでほぼ同じ感じです。

今回は1週間借りたので自分のレヴォーグと全く同じように通勤や買い物に使いました。なので試乗レベルの話ではありません。SJフォレスターS-Limitedとレヴォーグ2.0GT-Sの燃費の差はレギュラーとハイオクの差位だと言う事が分かりました。

ちなみにネットの意見を見るとアイドルストップは評判が悪いのですが自分の通勤路では特に不満も感じずに乗れました。こればかりは燃費と同様、使い方によるのだと思います。

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まとめ

レヴォーグを購入する時はSJフォレスターには試乗すらしませんでしたが、1週間乗ってみた今ならどちらを買うか非常に迷う自信があります。室内の広さ、乗り味など非常に魅力がある車でした。これにターボが付いて燃費が大差ないなら本当に迷うと思います。車高が気にならない環境で室内が広い車が良いなら迷わずにフォレスターだと思います。

唯一の不満は、アイサイトがVer.2だと言う事です。レヴォーグのアイサイトVer.3の停止時のHOLD機能を味わうとアイサイトVer.2は魅力半減に感じます。

アイサイトのVerが気にならないならSJフォレスターはとても良い車だと思いました。かなり迷うと思うのでレヴォーグ購入前に試乗しなくて本当に良かったと思いました。

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